Rubbish or Brilliant

何かを始めようとして、数分後に諦めるまでの一部始終

Wakky Advent Calendar 2022 #5 アイドルマスターシャイニーカラーズ 4th LIVE ”空は澄み,今を超えて”

この記事はWakky Advent Calendar 2022 5日目の記事ですが,もう間に合わないゾ

adventar.org

 

THE IDOLM@STER SHINY COLORS 4thLIVE 空は澄み、今を越えて。」
2022.4.23, 24 17:00- @幕張メッセ国際展示場1~3ホール

 

またしても幕張,慣れてきた

なんでもかんでも幕張でやりおって....

今回面白かったのは,ライブ前にカラオケを5人で部屋借りてこれまでのライブ映像の上映会をしたこと.これはまたやりたい企画.

 

サクッと各ユニットの感想

L'Antica

まずはこの話をしなければならない.希水さんは本当にすごい.状況が状況だった事への同情や苦労を慮った以上に,自分が思っていた以上に三峰結華だったことへの驚きやキレッキレのパフォーマンスに対しての称賛の感情が大きく乗った大きな拍手を送ったし,一緒に見ていた人たちも同じ気持ちだったからか,彼女に送られる拍手はひときわ大きかった.

Day2は特に銀河イチだった.逆に失礼かもしれないが,Day1とは別物と思えるくらい気迫が籠っていた.ファンであるという贔屓目もバリバリに含んで,センターのかりりんがバッチバチ,それを感じとって他の4人も負けじとバッチバチという雰囲気に見えたけど,如何せん私の席からは両日とも見えづらかったのだった....

最近はアンティーカさんをみて,なんだか戦隊モノの安心感を感じるようになりました.各自のキャラで敵をバッタバッタとなぎ倒し,最後はバッチリ全員でキメる.ヒーロー感はないけれど,強さという圧が強力すぎて「アンティーカが来てくれたならもう安心だ!」と思わず腕組みをしてしまう.そしてあまりの圧にこっちが討伐されてしまう.うわー.なすすべはない.

 

Straylight

こっちは完全にロボットアニメです.本当にありがとう.「男の子ってこういうの好きなんでしょう」とか生ぬるいセリフでは足りない,男児興奮不可避よくばりセット(うまい言葉がおもいつかん)のような演出がふんだんに出てきて,もれなく血がたぎる,拳を宙に突き上げる.もはや悔しい,ベタベタでコテコテな男性が好みそうな演出がサブリミナルのように羅列されて,その一つ一つにしっかり自分がやられてしまっていることが.チクショーーーーーでも好きーーーーーーーー!!!!!

そう,俺たちは200x年の夕方5時に放送していたアニメ「ストレイライト」に毎週楽しみにして生き,OP「Another Ranpage」は毎回欠かさず見ていたんだ.そして最終回,救出した人の心を宿す人造人間”芹沢アサヒ”と共に3人が必殺技を繰り出して敵本拠地諸共破壊する時にちょうどOPが流れ,それまでの人生で最も大きな興奮を経験し翌朝まで寝られなかった(翌日小学校でその興奮を友達に話したが,興奮が先走ってうまく伝わらなかったのが悔しかった).EDを見ると「どうしていつもいいところで終わってしまうんだ」と文句を言ったものだけど,サビのところの演出のかっこよくてすべてを許した.これは本当にあった話だ,みんなも覚えているだろう?ロボットのおもちゃも買ってもらったよな,しばらく大事にしていたのにあれはどこへ行ってしまったんだろうか.

少年時代の思い出は大切にしまっておいて,これは最大限褒めている上での表現ですが,ストレイライトの皆さんはすごすぎるので,アイドルマスターとかシャイニーカラーズとかの枠を飛び越えていってもいいくらいなんじゃないだろうか.他のユニットが足りていないという意味は決して含まないけど,それらの箱の中に収まらない日が来る(来ている)と思うくらい3人それぞれ,また1ユニットとしてすごい.どのタイミング,どの角度から見てもかっこいいし,さやねえの手がめっちゃきれいで指が長くて美しい.

 

L'Antica x Straylight

戦隊モノとロボアニメが合体したらどうなると思う?過剰に供給された強さとカッコよさによって俺が倒れる.これだけは誇張抜きで,終盤背中合わせの演出でかっこよすぎて記憶が飛んだ,もう誰と誰が背中合わせで何をやっていたか正確に思い出すことができない,ただビジュアルが強すぎて頭抱えてフリーズした.ライブを通してのハイライトシーン,考えたスタッフの「これがやりたくて組み合わせて曲を書かせた,やったらみんな倒れると思ったら本当に倒れた,やりました」という顔が目に浮かぶ.早くBDで確認したい.

 

ALSTROMERIA

ここまでの流れで我々敵組織の雑魚戦闘員共はアンティーカとストレイライトに木端微塵にされ,さまよえる魂と化したところに,3rdツアーのような天国へといざなわれる曲が来ていたら今こうやって五体満足にネットに駄文を投稿することはなかっただろう(あの時に一刻も早く昇天しておくべきだったかもしれない,世の中は惜しいことをした).ありがたいことに,ただひたすら楽しい時間がご提供なされ,さまよえる魂のままでも現世にとどまっていようと思う活力になり,身体という容れ物がいつのまにか復活し,気が付けば最後には地に足をつけて元の姿に戻ってただのオタクになっていた.本当にありがとうアルストロメリア.君たちが幸せなら僕たちも幸せだ.ダンスモーションが可愛いのフルコンボだ,幸せのAll Perfectだ,それだけの幸福を示すには眠れる夜しかなかっただろう(実際にはめっちゃ大変だっただろうけど).

ラブボナペティートの時の前川涼子さんが特にすごかった,めっちゃ頑張ってる成長した甜花ちゃんがそこにいた.本人が最後にやり切った!って顔が見えたような気がしたのもなんだか胸にジンときた.元々まんま甜花ちゃんな前川さんが一層甜花ちゃんでした.これもBDでまた見たい.

 

SHHis

攻撃力が強すぎる,非常に.いい意味で感想が無い.最初から最後まで,最後暗くなって舞台袖に手を振りながら捌けていくまで,目の前の山根綺さんを凝視し続けていた.日常の生活から見ればとても奇妙で大胆な一つ一つのモーションで長い手足が躍動し,綺麗な長髪が揺れる様を,もはや毎秒驚きとして受け止めていた.そして眼力です.本当に眼力です.かりりんの時も思ったけど,自分というものに自信を持ったおっきいおめめの人が放つ光線でしか得られない胸の痛み(間違いなく恋)がありますね,余裕綽々感が出ているとなお私は苦しい.実際は余裕なんてないんだろうけど,だからこそよさがある.同じ曲を何度かやってるだけあって,やや様の目に宿る感情の余裕度合いが増してきていて,受け取る私は苦しさを通り越した状態で目の前のパフォーマンスを見つめるしかなくなる.なので,そんなに感想が無い.やや様がめっちゃ見えるというか,やや様しか見えん席だったんだ...紫月さんもすごかった,悔しい!って気持ちを最後の挨拶で言うところが,にちか過ぎてとても好き.パフォーマンスもところどころでニッっと笑うところがいいし,余裕の目が好きとは言いつつ必死な目だって「そりゃこれだけの観客の前でそれだけすごいことやればそうなるさ,頑張ってくれ,いけ!」という応援の気持ちで見つめてしまう.シーズの2人そのものの関係性がそのまま2人によって表現されていて,見ていて楽しかった.

 

Illumination Stars

センターユニットの受難は続く.どうしようもないことだし,ゆっくりいつまでも待っている.そんな状況だからこそ,3人の関係性にフィーチャーされた歌詞が刺さる刺さる.アイドルのライブでこんなに歌詞聞いて泣き出すことあるわけないだろと思うくらい歌詞を聞いて泣いた.もうその場で座り込みたいくらいだった.灯織がいないということだけが頭に残ってしまうところだけど,真乃もめぐるも放つ光が強くなっていて眩しかった.スマイルシンフォニアは特に眩いきらめきを放っており,遠い席だったことでかろうじて目と心を保護できたが,近くで見ていたら帰還できていなかったかもしれない.めぐる...うぅ...だまゆ...すきです....もっともっと何かを書くのは灯織,近藤玲奈さんが帰ってきたときにしよう,十分に見せられるものではあったけど,見せたいものそのものではなかったはずだ.やっぱり3人でイルミネだ.5thが楽しみで仕方がない.

 

Illumination Stars x ALSTROMERIA x SHHis

"Secret utopIA"は曲も歌詞もパフォーマンスも最高です.幸福論が咲き,輝きの旋律に乗って,無限大の可能性が表現される.可愛いシーズ(のやや様),ふわふわしたアルスト(の典子),いつもどおりだけど余所行きなイルミネ(のひとみん)...いや,十中八九やや様かだまゆしかみてなかったわすまん.会場でほぼ初めて聞いた曲だけど,メロディも歌詞もスッと入ってきて,作詞がとにかく天才なのはすぐわかって,フォーメーションとダンスが素敵で,本当に好きになってしまった感想がこれ

シャニマスやっててある程度ユニットのことやそれぞれのパフォーマンスを知っているほど刺さる曲,またどこかのタイミングでやって欲しい.2ndや3rdでやった属性曲もまたやって欲しい.越境というかコラボはとてもいい企画なのでまたやってくれ.

 

noctchill

2020年のMUSIC DAWNから同じ曲を何度も同じ曲,同じ衣装だったノクチルに待望の新曲と新衣装が来た!特に樋口円香の衣装が好み過ぎる,リップリングクリアマリンとてもよい.”僕らだけの未来の空”が好み過ぎる,なんでか涙出るんだよな...経験したようなしてないようなクリアな自分の青春を思い出す,他人の青春を追体験させられるような感覚.あと,おみほさんウインク上達しすぎでございます,そんな自然にウインクなされてあーあーあー.そして,”今しかない瞬間を”で全力で曲を楽しんでいたら,とおまど・ひなこいの供給をいただきまして,もう本当にありがとうでした.プロデューサー側を煽ってくれるし,Cメロでクラップも入るし予想以上にライブ映えする曲でびっくりした.これまでは4人だけの世界でライブをされていたけど,4thは私たちに向けての演出が多くなったのがびっくりした理由にもあると思う.付け加えると,正面の4枚のディスプレイそれぞれで4人の顔を別々に映し出す演出も好き(ある意味で戦隊もの感があるな).間奏の時の4人連動モーションも好き.

 

放課後クライマックスガールズ

放クラも受難気味.永井さんの悔しさが滲み出た最後の挨拶でこちらも堪えきれなかったけど,またこれも仕方のないことなので穏やかに待ち続けよう.卑怯な話だけど,放クラに至っては次のセツナビートが良かった印象が強すぎて4thの記憶がすっ飛んでいる.予定調和のセトリ,登場順が最後という順番も相まったせいで印象が薄かったという点は否めない(あと,これもまた私の席からは見えにくかった).これまでみたいなショーユニット特有のワクワク感が無くて,せめてサプライズとかものすごいワチャワチャ感とかがあればいいのに...と今になって思う.ワイワイ感が出てきたノクチルの次なのでつい比較してしまう.放クラのことだけネガティブを書くのはフェアじゃないので,”拝啓タイムカプセル”の話をします.放課後クライマックスガールズらしさはタオルぶん回したりぶち上がり曲にだけあるわけではないことを如実に感じる曲.日常の,放課後の,ストーリーの積み重ねがぐっと詰まっていてエモい気持ちになりながら,しっかり聞いてて見てて楽しい演出.どっちの日だったか忘れたけど,涼本さんの「わすれないよ!」でぐっと来た,ぴよはいつ見ても可愛いし出てくる言葉はやはり天才,はるすけはどの角度どの瞬間でも楽しそうでちょこ先輩感が強いし,わかさまは叫ぶとギリギリ車検対応の音量が鳴る.

 

放課後クライマックスガールズ x noctchill

わちゃわちゃし過ぎて全体的に目とかカメラの数が足りません,100台ほど用意していただかないと気が済まない.サビのところでペンラ振るの楽しいわねーーーーー,これもどこかでもう一度と言わず何度かやって欲しい.そして最も面白かったのは枕投げのところで,枕ブチ当てられてキレた円香が投げ返すシーンのちゃんりおのハチャメチャ投擲フォームである.物を投げた経験が無かろう人のシャドー枕投げフォームが,大変失礼ながら,一度見ればニッコニコになれること間違いなしな感じである.確実にヤバいことになるという確信をもってそのシーンのちゃんりおをガン見していた結果のソレだったので,ある意味してやったりなところも個人的にはよかった.この時のノクチルも放クラも自然体でストーリーをもってワチャワチャやっててよかった,何度も言うけどカメラもっと用意して.

 

一応もうちょっと書いておく

ガッカリした点もいくつかあるので書いておく.まずは音.これは会場の問題で仕方がないけど,反響してディレイした音声が耳に届くのがスピーチジャマーのようで不快感があった.次にあの会場であの形態のライブがあると知ったら行かないかもしれない.アイドルの手紙を読ませるというのは泣けたしグッとくるものはたくさんあったけど,何せ間延びがすごい.ライブ中ところどころでも間延びてテンポが悪いと感じるところがあった.全体的に間を大事にするコンサートスタイルなら,それはそうとして演出してほしかった.MCは大事にしてくれ,せっかくのコラボレーションがあってユニット越境で面白い話の展開がありそうなのに,その利点を生かせないMC時間とテンポだったのは本当にもったいない.1stのオマージュ,円陣を組むところ,全員が一言いうところ,どっちもよかった.時間に押されていたところもあっただろうけど,みんなの簡潔な感想が聞けたのはよかった.そんなことを書いているうちに5thも遠くなくなってきた,うっかり他のことにかまけてゲームから離れがちだけど,ちゃんと今度はコミュ読んで行けるようにします....