Wakky Advent Calendar 2022 #4 メガネの話(と劇ス オケコン)
この記事はWakky Advent Calendar 2022 4日目の記事ですが,今日何日だと思ってんだ
「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」オーケストラコンサート
2022.2.6 14:00- @幕張メッセ イベントホール
中学の時に好きになった人の話
人類誰しもギャップに萌えを感じる時があると思うんです.私の場合は中学1年の時に,気になっていた女子がある日突然普段のコンタクトではなくメガネをかけて登校してきた時に「好き」になりました.「メガネ!?メガネナンデェ!!!??」と声を上げてしまったことを覚えています.引かれました.
その人,ギャップ萌え,そしてメガネという属性もその時同時に好きになりました.人生の中でも割と大きな目覚めの瞬間でした.
妹がいる人間は妹キャラを好きにならないのと同じで,メガネかけている人はメガネキャラを好きにならない傾向はあるのではないでしょうか.私はこれまでメガネの装着にご縁が無く,不便さや見た目がパッとしなくなることを分かろうともせず,ただひたすら「黒髪ショートメガネっ子はいいぞ」を唱え,授業中だけメガネをかける学年で一番可愛い女子をチラチラ横目で眺め,「黒髪ショートメガネはいいぞ」を呪文のように唱え十数年過ごしてきました.
その間に好きになった人は,ある程度仲良くはなったけど特に何もなく,連絡も取らなくなって数年たった先月くらいに知らない人と結婚していました.おめでとうございます.
メガネを買いました
メガネを買いました.卒論とか修論とか過酷な労働で何かと視力が落ちてしまったみたいで,免許更新時に「う,うーーーーん合格だけど,メガネした方がいいと思いますよ...」と言われるまでに.
推しを見るのもちょっとずつしんどくなってきたなぁと思ってはいたところ,丁度レビュースタァライトのオーケストラコンサート直前のイオンモールで暇な時間ができた(夜行バスを使ったのでクソ寒い朝早くについてしまった).これも丁度いい具合にメガネをかけた友人も調達できたので,目の前にあったJINSへレッツゴー.
👓👓👓 pic.twitter.com/va6ERBRyMq
— らく🌖わっきー (@RAKU_Ken) 2022年2月6日
装着した直後は,メガネってすごい!という感想より,いつも視界悪い状態で生きていたんだという事への驚きが大きかった.人生に高解像度化アップグレードが実装され,何度も見たイオンモール幕張新都心の光景が少しだけ輝いて見えた.
で,10分後に外した.メガネに慣れていないと気持ちが悪くなることがよくあるらしいが,そういう理由ではない.そこには高解像度で見るべきものが特に見当たらなかったのだ.ずれるし,少しばかり視界が狭まるし,何より似合わないし落ち着かない.不便でパッとしなくなってしまう,後者は元からだけど.
なるほど,中学生の時に好きだったあの子はこんな思いを多少なりと感じながら投稿してきていたのか.こんな感情になりながら少しだけ綺麗になったいつもと変わらない風景をレンズ越しに覗いていたのか.10年以上たって人の気持ちを理解できてしまい,これまで自分はその気持ちを慮った発言ができていただろうかと反省会を始める.メガネをかければそんなくだらない姿も絵になってくれればよかったけど,ただの気持ち悪いオタク度が増しただけだった.
メガネにかこつけて気持ち悪い自分語りをしていたら本題を忘れていた,これは5回も劇場に足を運んで見に行った「劇場版少女歌劇レヴュースタァライト」の待ちに待ったオーケストラコンサートに関する記事だった.ゲームやアニメなどのオタクコンテンツのオケコンは初めての参加なので純粋にワクワクとドキドキが強かった.
オケコンってすごいですね
スタァライトのオケコン、生オーケストラだから音の情報量が当然すごいし、指揮者の動きが曲の解釈で情報だし、キャストの歌う姿と表情は必見だし、ライトの演出も再現してくるし、流れている映像は何度も見ているけど目が話せないし、とにかく情報量が多くて頭ぶっ壊れた、すごい
— らく🌘わっきーとアドカレマラソン (@RAKU_Ken) 2022年2月6日
実はこの感想に尽きる.
このオーケストラコンサートで曲を全身で感じることで初めて,劇場版少女歌劇レヴュースタァライトは完成する,とさえ思った.完成して,完全で,映画と同じ以上に圧倒的で,もはやそれ以降レビュー曲を聞けていないほどだ.すごすぎて自前のちゃちな環境での再現では満足できないし余計な情報になってしまうような感覚.
メガネの効果もすごかった.ただでさえ情報量の多いステージがはっきりと見え,特に歌うキャストの表情が見えたのは大きい.
生オーケストラの音圧をもろともせずプロレスを始めんとする天堂真矢と西条クロディーヌ、凍りつくような間で恐怖を嫌というほど煽った露崎まひるがとてもとてもとても
— らく🌘わっきーとアドカレマラソン (@RAKU_Ken) 2022年2月6日
ハイライトはこの2つ.スズダルってみんな泣くんですね,よかった....
来年にこのオーケストラコンサートの再演があるそうで,今度こそは生田輝さんのわがハイが聞けるチャンスとのこと,いきたかったなぁ.