Rubbish or Brilliant

何かを始めようとして、数分後に諦めるまでの一部始終

Wakky Advent Calendar 2022 #6 麗和落語夏の陣<第二陣>

この記事はWakky Advent Calendar 2022 6日目の記事です.前回の記事で,ついに弟に「キモい」って言われました.

adventar.org

「麗和落語夏の陣<第二陣>」

2022.5.14 19:00- @武蔵野芸能劇場小劇場

イベント参加に勢い大事

バンナムフェス2ndの2日目にいくので前日はどうせ暇,そしてこれ

社内ソフトボール大会を雨で潰してレッツゴー

 

同じようで違う

想像以上のクオリティの落語をお出しされた.じゃあ,お前はお遊戯会を想像していたのかよと言われるとそうではなくて,役者さんって自分が思っていた以上に器用でいらっしゃるんだなって思った.どの目線からかわからないけど,とても褒めている.

声を使うお仕事,演じるという点では声優と落語家はやること似ているといってよいし,今回聞いた3人(2人落語をあわせると4人)は舞台役者でもあるから体を使うという落語の要素も持っている.じゃあ落語は簡単にできるじゃん,ということにはならないことくらいは誰にでも分かるし,むしろ私は,どれくらいできるものなのかということを楽しみに駆けつけていた(本当にどこから目線なんだろうか).

聞きやすい,話が入ってきやすい,声と姿勢から登場人物のキャラクターがわかりやすい,表情から受け取れる情報が多い,脚本がよくできている,その他この他の要素がいっぱいあって,見て聞いて楽しい気持ちになりました.役者という職業の人が必要とするであろう色んなスキルを掛け合わせてパッケージ化できる器用さについて,すごいなって思った.こんなこともできるのかこの人!という感じ.引き出しの多さというのだろうか.

じゃあ立派な落語家かと言われればそうじゃなくて.一番の違いは”間”の使い方にあった気がする.端的に言うとテンポが良すぎる.変な言い方をすると,それによって人間味が無くなっていて,アニメキャラクターを見ているようだった.これは声質のせいじゃないと思う.

ぜひ佐藤日向さんには長尺の人情噺か怪談話をしてほしい.それこそ,間をどっぷりとつかって.落語じゃなくても,舞台でそれに近いものが見られるのなら見に行かなければならない.とても見たい.

 

ひとつだけ許せないことがあった.BGMの使用である.あれはありえない.いいシーンで余計にも音楽を流されて一気に冷めた.感動を強制されるような曲調がまた気に入らない.どう考えても必要ない.

推し声優が今度出ることがあればご覧あれ.きっともっとその人のことが好きになること間違いなしです.アイドルやってる時よりも役者をやってるところが好きって感じの推しだと特に効くと思います.