#6 N〇Kアナウンサーになりかかった話。
UEC Advent Calender 2019 1日目の記事です。adventar.org
かれこれもう年末、今年も皆さんの良い記事を読めることを楽しみにしています。
ブログ記事というのも最近はより一層流行らなくなったにも関わらず、これだけするすると皆さん枠を埋めてくださり嬉しい限りです。
さて、本題。
2018年春、電気通信大学4年生だった私はN〇Kアナウンサーを志していました。
動機、応募に至るまで
2018年1月末、ついに就活を本気に取り組み始めたサークル同期の姿を目の当たりにした私は、それまで先延ばし先延ばししていた将来について考え始めました。
当時の状況としては、なんとなく大学院へ進みたいと思いながらも、成績は最下位くらいの留年ギリギリ低空飛行を続けていたので自信が持てずにいて、インターンも業界研究もろくにしていないので就活に踏み切るにも遅いのではないかと不安を感じているような時期でした。
長く長く3秒くらい真面目にどうすべきかを考えた結果、ならばどっちも目指そうというヤケクソルートに突入することを脳内閣議で決定。
その時たまたま同期とテレビを見ていた私は「アナウンサーになったら面白いんじゃない?」という迷案を思いつき、その場で検索。
しかし、民放のアナウンサーは既に選考が進んでおり、テレビ業界の就活シーズンはかなり早めであり遅れをとっていることを理解。
ならばN〇Kは、と調べてみると比較的一般的な選考時期であることを確認し安堵。
という短絡的なキッカケで応募を決意。
この時点では「落ちても応募したという事実だけで笑い話になるでしょ笑」とか思っていました。
私のスペック
性別:男
身長/体形:173cm/普通?
容姿:
平山相太選手をかなり劣化させた感じ。
学歴:電気通信大学先端工学基礎課程4年(当時)
エントリーシート
1週間くらいで書き上げた。もともとN〇Kラジオ第一はずっと聞いていて、渋谷にあるプロパガンダ施設にも行ったことはあったのでそこら辺のエピソードを交えつつ、サークルのことを書いたりした。
ふざけたことといえば、最後の自由欄に「昔○○という番組でお便り読んでもらって嬉しかったです、ありがとうございました。」と書き込んだ程度。
記者や技術にも併願できたが、面白くないのでアナウンサー単推しで特攻。
→5月中旬 見事書類選考突破
筆記試験
渋谷某所で試験にお呼ばれした。一般常識と小論文が課され、後者の方は3回くらい書いて練習した。
自分が思う「就活生の格好」をしていったが、会場につくなり衝撃の事実が発覚。
僕は知らなかった、就活生は白のワイシャツを着なければいけないことを。
筆記試験開始前に服装の時点で無条件降伏を覚悟し、半ばやさぐれながら試験に挑む。
内容はお伝え出来ないが、小論文の題目は僕好みでした。
自己PR動画・一次面接試験
30秒の自己PR動画を撮影。課外課でいい感じのビデオカメラを借り、サークル同期に手伝ってもらいながら3時間ほどかけて撮影。この時点で「この仕事俺に向いてないわ」と気づく。
そして面接へ。
「クールビズで来い」というのでクールビズで行ったら、待合室で僕だけジャケットきてない状況に。
また、受付で「はい、私は○○大学(有名大学)から来ました、○○と申します!」と受け答えする女性を横目に、「あっ電気通信大学の(名前)でぇす」とゆるゆると入室。
”就活ノート”や意識高そうな本を読む綺麗な大学生と同じ空間で、”エ〇マンガ先生”をニヤニヤしながら読んでいたら呼び出しがかかる。
筆記試験の時点で落ちてると思っているのでこちらもやりたい放題である。面接前に暇だったので近くの公園ぶらぶらしてたことや、その場ででっち上げた話、AIに関する一般的な認識の間違いなどを面接官と雑談してたら「勉強になりました」などと言われる。
ちなみに「テレビはよく見ますか?」という質問に対して「みません!」と即答した。
→5月下旬筆記試験・1次面接試験、合格
二次面接試験
どおして…。どおして…。
ここまで来たらもう真面目に取り組まなければならない、のだが結局待合室ではエロマンガ先生を読み、面接ではラジオオタクであることと理系オタクであることをアピールしてしまいマイナス効果っぽく見えた。(でも「そんな番組まで覚えてくれてるなんて、よく聞いてるんだねぇ!」と褒められた)
→6月下旬 お祈り、終戦
2019年のN〇K新人アナウンサーは16人、2次面接の予約枠数だけで考えると30人ちょっと,2倍のところまで絞られていたと予想される(本当かどうかは知らない)
結局
就活に失敗してしまったので来季は無職濃厚でしたが、同時に勉強していた院試がうまくいったので何とかギリギリ大学院生となりました。一次面接の面接官に「院試も受かって、アナウンサーも受かったらどうするの?」と聞かれて「大学院に行きたいですね」と答えたけど、どっちも受かってたらどうしてたんかね。
感想・最後に
予想外に進んでしまい、自分でも驚いてしまった。
卒業研究のための大きな実験の準備期間、院試勉強、選考が被ってしまいかなり疲弊したが、楽しかった。
たぶん一生使える飲み会での笑い話をゲットできたのが一番大きいし、面接試験のある程度の自信を持つことができた。
これを読んだ皆さんも、試しにN〇Kのアナウンサーを受験してみてはいかがでしょうか。
NHKぶっこわすかーーーーwww
— らく@わっきー (@RAKU_Ken) 2019年11月8日
草。やったぜ。 pic.twitter.com/tCktSgtVtP
さあ、UEC Advent Calender 2日目はS1_northさんの就活の話?ですかね。
私も本当の就活はここからなので参考にしなければと思っています(鼻くそをほじりながら)
次は最終日、クリスマスに記事を書きます!